再生エネ“先駆けの地”へ

公明新聞:2015年5月10日(日)付

発電機器について説明を受ける浜田副大臣ら=9日 福島市土湯温泉町発電機器について説明を受ける浜田副大臣(左から2人目)ら=9日 福島市土湯温泉町

浜田副大臣ら出席 小水力発電の竣工式
福島市土湯温泉

浜田昌良復興副大臣(公明党)は9日、福島市土湯温泉町を流れる東鴉川沿いに設置された小水力発電所の竣工式に出席し、あいさつした。公明党からは浮島智子、真山祐一の両衆院議員、若松謙維、竹谷とし子の両参院議員、甚野源次郎党福島県本部代表(県議)が参加した。

同発電所は、東鴉川第三砂防堰堤を含む約300メートルの区間で、最大50メートルの落差で流れる水勢を活用して発電を行う。運営事業者である、つちゆ清流エナジー株式会社の加藤勝一代表取締役社長は、「発電出力は最大140キロワットで、一般家庭170世帯分の電力を賄うことが可能」と話す。

式典であいさつに立った浜田副大臣は、再生可能エネルギーを活用した体験型学習にも努めている同町の取り組みについて、「中山間地域での再生可能エネルギー開発利用の起爆剤としての役割を果たすものだ」と評価。

また、福島県内で小水力発電をはじめとする具体的な取り組みを蓄積していくことで、「再生可能エネルギー先駆けの地」への発展につながっていくと力説した。

一方、式典では太田昭宏国土交通相(公明党)のビデオメッセージも紹介された。この中で太田国交相は、竣工式への祝辞を述べるとともに、「小水力発電は電力の地産地消であり、砂防堰堤を活用した東鴉川水力発電所は全国でも例がないモデルだ。今後、こうした取り組みを全国各地で展開していきたい」と強調していた。

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