活力生む“地方留学”を

公明新聞:2015年3月5日(木)付

衆院予算委地方公聴会で公述人
岡本、樋口氏が質問

衆院予算委員会は4日、石川県と島根県で地方公聴会を開き、2015年度予算案に関して公述人から意見を聞いた。

公明党から岡本三成、樋口尚也の両氏がそれぞれ質問に立った。

このうち、島根県の公聴会で樋口氏は、離島や中山間地域などの小規模な学校における魅力的な教育のあり方について見解を求めた。

同県海士町の県立隠岐島前高校「魅力化コーディネーター」の岩本悠氏は、「学校外にある地域のリソース(資源)やICT(情報通信技術)の活用、専門的なコーディネーターの配置が重要」と指摘。

その上で、「課題解決の一つは地方留学。『子ども版地域おこし協力隊』のような形で、都会の子どもたちが地方で学ぶ機会を提供すれば、小さな学校の中に多様性が生まれ、地域の活力になっていく。地方留学への奨学金を検討してもらいたい」と述べた。

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