認知症治療の加速へ
公明新聞:2014年9月9日(火)付
公明党厚生労働部会(古屋範子部会長=衆院議員)は8日、愛知県大府市にある国立長寿医療研究センター(鳥羽研二総長)を訪れ、認知症の予防や先進医療の開発に向けた取り組みについて調査した。
これには同部会に所属する衆参国会議員と共に、地元の県議、市議らも同行した。
同センターは、病院と研究機関の二つの側面を持ち、加齢に伴う病気に対する高度医療の提供や治療法の研究開発を実施。中でも、治療法が確立されていないアルツハイマー病の発症を抑止し、病状の進行を遅らせる治療薬の開発などに力を注いでいる。
一行は鳥羽総長らから最新の研究成果などについて説明を受けるとともに、認知症先進医療開発センターや最先端の医療機器を用いて認知症診断などを行う、もの忘れセンターを視察。また、運動と認知トレーニングを組み合わせ、認知症予防につなげるコグニサイズと呼ばれる取り組みや、バランス能力の低下により、転倒のリスクの大きい高齢者がバランス感覚の機能回復を図るリハビリなどを体験した。
視察後、古屋部会長は「最先端の認知症研究の加速化に向けて、さらなる支援が重要だ」と語った。
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