日中都市交流さらに

公明新聞:2014年6月18日(水)付

質問する橘議員=17日 都議会質問する橘議員=17日 都議会

いじめ防止条例の制定促せ
都議会で橘議員

東京都議会は17日、第2回定例会の本会議を開き、公明党から橘正剛議員が代表質問に立った。

橘議員は、舛添要一都知事が中国側からの招待で、都知事として18年ぶりに北京市を訪れ、中国政府要人らと相次ぎ会談したことを評価。都市間の理解を深めるため「都の都市外交をさらに進めるべき」と強調した。

舛添知事は日中間にある姉妹友好都市に触れ「課題解決に向けた協力や文化、スポーツなどの分野で交流を推進する」と述べた。

さらに橘議員は、中国などアジアからの留学生寮になっている都立の太田記念館を活用して、日中相互の理解を深めるネットワークの構築を提案。舛添知事は留学生の受け入れ促進や卒寮生のネットワークづくりに取り組むと答えた。

今定例会に提出されている「いじめ防止対策推進条例案」について橘議員は、公明党が一貫して条例制定を主張してきたと強調。「都内全区市町村において条例の制定が進むよう支援を」と訴えた。

比留間英人教育長は、条例や方針を適切に策定できるよう積極的に支援すると述べた。

一方、橘議員は2020年開催の東京五輪・パラリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもあると述べ、文化政策などを担う都の「アーツカウンシル東京」の体制強化を主張。「(日本の)力を結集して文化プログラムの具体化の推進を」と提案。舛添知事は「今年度から(体制の)強化に着手し、専門人材の積極的な登用などを進める」と述べた。

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