老朽マンション 建て替え促す

公明新聞:2014年6月18日(水)付

質問する魚住氏=17日 参院国交委質問する魚住氏=17日 参院国交委

魚住氏質問 円滑化法改正案が可決

参院国土交通委員会は17日、マンション建て替え円滑化法改正案の採決を行い、共産党を除く与野党の賛成多数で可決した。

同法案は、マンションの一括売却に必要な条件を「所有者全員」の合意から「8割以上」に緩めたことなどが特徴。規制緩和で耐震性不足の老朽化マンションの建て替えを促す。

採決に先立つ質疑で公明党の魚住裕一郎氏は、公明党が1月、老朽化マンションの再生に向け、建て替え規制の緩和などを政府に提言した点に触れ、同法案を「提言に沿った内容だ」と評価。その上で、建て替えに関する相談、紛争処理体制の整備とともに、新築されるマンションの容積率(敷地面積に対する建物の延べ面積の割合)の緩和について「(どういう場合に認めるか)運用の基準を示すことが必要」と訴えた。

井上俊之国交省住宅局長は「許可基準の考え方を国交省が責任を持って示すことが重要」と答えた。

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