拉致問題全力で解決を

公明新聞:2014年6月14日(土)付

矢倉氏=13日 参院拉致特委矢倉氏=13日 参院拉致特委

矢倉氏 日朝合意、実効性が大切

13日の参院拉致問題特別委員会で公明党の矢倉克夫氏は、5月の日本と北朝鮮の協議で、北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査を行い、日本は調査開始時点で人の往来や送金などの制裁を一部解除するとした合意について質問した。

この中で矢倉氏は、「今回の合意は北朝鮮による再調査の実効性が大事だ。制裁の一部解除は、再調査の中身を精査し、慎重に行う必要がある。人の往来の制裁措置は段階的な解除もあり得るのではないか」と訴えた。政府側は、関係省庁と調整する考えを示した。

このほか矢倉氏は、「拉致された疑いがある特定失踪者の存在を国際的に啓発するなど、全ての問題を全力で解決すべき」と主張した。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読