ストーカー規制強化へ

公明新聞:2013年11月4日(月)付

被害関係者が検討会参加
再発防止に教訓生かす
公明、一貫して要望 

ストーカー被害の防止策などを話し合う有識者検討会は1日、警察庁で初会合を開いた。関係省庁担当者のほか、弁護士や大学教授、ストーカー規制法制定のきっかけとなった「桶川ストーカー殺人事件」被害者遺族の猪野憲一・京子さん夫妻らが出席した。被害者遺族が検討会に加わるのは異例のこと。

1999年に埼玉県桶川市で発生した同事件では、加害者から執拗なつきまとい行為や脅迫があったにもかかわらず、警察の対応の不備によって猪野夫妻の長女である詩織さんが刺殺されてしまった。また、事件後も、無責任なマスコミの過熱報道被害に遭った。

こうした反省を検討会の議論で生かすべく、公明党のストーカー規制法等改正検討プロジェクトチーム(PT、大口善徳座長=衆院議員)は、一貫して被害関係者を委員として参加させるよう要望。その結果、猪野夫妻は被害者支援を行うNPO法人「ヒューマニティ」の小早川明子理事長とともに被害者関係委員としてメンバーに入った。

一方で公明党は、成立(2000年)に尽力していたストーカー規制法の改正も強力に推進。今年7月から、嫌がる相手に迷惑メールを繰り返し送る行為を取り締まりの対象とするなどの法改正を実現した。

「桶川事件」遺族の猪野憲一委員から感謝の声

被害者遺族が検討会に入るのは、私が知る限り初めてです。公明党の議員が「被害者の立場から意見を述べてほしい」と推してくれて本当に感謝しています。被害者側の考えをきちんと発言していきたいと思います。

ストーカー規制法は、私の娘が殺されたのがきっかけで生まれた法律です。最近また、悲惨な事件が発生していますが、そうした事件が起きないような法改正や警察の意識変革を進めたい。法律が変わっても警察の意識がそのままでは意味がないので、彼らにはあらためて国民を守る正義感、使命感を培ってもらいたいと考えています。

一方で、公明党にはこれからも、その先見性と的確な判断を生かして、正義の行動を貫いてほしい。また、ストーカー規制法のさらなる法改正にも積極的に動いてもらいたい。何しろ、同法を作り、13年後の初改正へと導いたのは公明党ですから。

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