一人一人が“貴重な戦力”

公明新聞:2013年8月24日(土)付

トイレ洗浄剤の製造作業を視察する西田氏ら=23日 埼玉・和光市トイレ洗浄剤の製造作業を視察する西田氏(奥左端)ら=23日 埼玉・和光市

西田氏ら障がい者雇用の現場訪問
埼玉・和光市

公明党の西田実仁参院議員は23日、埼玉県和光市の株式会社サンコールを訪問し、障がい者や高齢者が主力となって活躍する現場を視察した。安藤友貴埼玉県議、村田富士子和光市議が同行した。

同社は主に、トイレ洗浄剤の製造・加工などを行っており、18人の社員のうち10人が知的などの障がい者、6人が70歳前後の高齢者だ。障がい者の賃金は労働基準監督署の職員も交えて、能力に応じた金額を決めている。

西田氏らは工場での作業の様子を見て回り、菊地勇代表取締役会長らと懇談。菊地氏は障がい者を雇い始めた経緯について「約20年前に近隣の養護学校(現在の特別支援学校)から実習生を受け入れたのがきっかけだ」と説明し、「一人前になるには2、3年はかかるが、一緒に働く高齢の先輩の励ましもあって、一人一人がスペシャリストに成長し、貴重な戦力になる。責任感が強くて遅刻や欠勤もしない」と語った。

視察後、西田氏は同社の取り組みについて「障がい者雇用を進める一つのモデルだ。同じような動きが広がるよう後押ししていきたい」と述べた。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読