党を挙げ漁業者支援

公明新聞:2013年7月11日(木)付

鐘崎漁港を視察する山口代表=10日 福岡・宗像市鐘崎漁港を視察する山口代表(中央右)=10日 福岡・宗像市

福岡・鐘崎漁港を視察 燃油高騰で要望受ける
山口代表

特殊技術生かす企業も

公明党の山口那津男代表は10日、福岡県宗像市の鐘崎漁港を視察し、円安による燃油高騰などの影響を受けている漁業関係者らとの懇談会に出席し、意見を交わした。地元県・市議が同行した。

席上、鐘崎漁業協同組合の権田仁八郎組合長は、約20年前から漁獲高の大幅な減少が続いている実態を報告。さらに、昨年末からの円安で漁業用燃油価格が高止まりし、漁協の経営が逼迫している現状を説明した。同組合員の権田猛雄さん(64)は「自助努力では追いつかない」と窮状を訴えた。

権田組合長は「若い漁師が増えてきた。彼らが安心して生活できる支援をお願いしたい」と要望。宗像漁業協同組合は臨時措置が続く軽油引取税について、免税措置の恒久化を求めた。

山口代表は、公明党の推進によって国の燃油高騰対策が、今月から始まったことを紹介。その上で、「党を挙げ全国的な実態調査を行う。皆さんの声を集約し、国民目線に立った支援に取り組む」と強調した。
金属加工の現場で説明を受ける山口代表=10日 福岡・古賀市
続いて、山口代表は同県古賀市青柳の金属加工会社ナダヨシを訪問。高度な溶接技術で優れた生活用品の開発などに取り組む作業の様子を視察し、植木次義代表取締役と意見交換した。植木代表取締役は「若い従業員も増え、経営も安定し始めている」と述べた。

視察後、山口代表は「特殊な技術を駆使することで、新しい雇用が生まれている。日本の中小企業の底力を実感した」と語った。

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