参院委員会論戦から

公明新聞:2013年5月22日(水)付

山本(香)さん=21日 参院外防委山本(香)さん=21日 参院外防委

ハーグ条約承認案 可決
山本(香)さん DV被害者への配慮訴え
参院外防委

参院外交防衛委員会は21日、国際結婚が破綻した夫婦間の子どもの扱いを規定したハーグ条約の加盟承認案を全会一致で可決した。

採決に先立つ質疑で公明党の山本香苗さんは、外国人配偶者による暴力(DV)の被害者に配慮するための「子の所在特定」に関するガイドライン策定について「女性に対する暴力の根絶に取り組む内閣府男女共同参画局や全国女性シェルターネット関係者との協議の場設置を」と要望。岸田文雄外相は、「検討する」と答えた。

また、山本さんは、国際的なルールの下に不法な連れ去りを防ぐ上で、外務省内に設置する中央当局の重要性を強調。「同局には、専門的な知見を持った人材を入れてほしい」と求めた。

岸田外相は「公募により採用したい」と応じた。

木庭氏=21日 参院総務委個人情報漏えい防ぐ体制強化へ
木庭氏


21日の参院総務委員会で公明党の木庭健太郎氏は、国民一人一人に番号を割り振るマイナンバー(個人番号)制度の関連法案に関して質問した。

木庭氏は、制度導入で行政手続きの簡素化などが進む一方、「個人情報の漏えいや不正利用に対する懸念がある」と指摘。こうした事態を防ぐために監視体制の強化を求めるとともに、仮に発生した場合の対応についてただした。

坂本哲志総務副大臣は、立ち入り検査の実施など必要な措置を講じると答えた。

漁業者の反発解消せよ
アザラシ被害 唐突な捕獲中止をただす

横山氏


21日の参院農林水産委員会で公明党の横山信一氏は、北海道えりも町で深刻な漁業被害をもたらしているゼニガタアザラシ(絶滅危惧種)について、環境省が試験捕獲による個体数調整の中止を唐突に決めた問題を取り上げ、サケの定置網漁で甚大な被害を受けている漁業者の声を代弁し、「現場が納得できない」とただした。

横山氏は、定置網に入り込んでサケを食い荒らす“学習”をした一部のゼニガタアザラシの捕獲を通じ、本来の生態系を維持するとともに、漁業被害を減らすことが個体数調整の目的だった点を強調。環境省が「一定数の捕獲で被害が減少する確実性が低い」と方針転換し、漁業者の不信と反発を招いている現状の打開を求めた。

林芳正農水相は「厳しい指摘をもう一度、(石原伸晃)環境相に伝え、さらにいい知恵が出せるよう取り組みたい」と答えた。

谷合氏=21日 参院内閣委マイナンバー周知徹底を
谷合


21日の参院内閣委員会で公明党の谷合正明氏は、マイナンバー(個人番号)制度に対する国民の認知が大幅に遅れていると指摘し、「国民への周知、理解度を深めるための具体策を」と求めた。

西村康稔内閣府副大臣は、「パブリックコメント実施や、全都道府県でのシンポジウム開催などに取り組んでいる。引き続き幅広い周知を行う」と答えた。

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