“開かずの踏切”解消喜ぶ
公明新聞:2013年4月21日(日)付
小田急線の下北沢駅(東京都世田谷区)で20日、立体交差化を祝う記念式典が開催され、都議会公明党の中島よしお幹事長(都議選予定候補=世田谷区)、大松あきら都議会環境・建設委員長(同=北区)があいさつした。
先月23日から、小田急線の東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅が地下に移り、2.2キロにわたって立体交差化され、9カ所の踏切が解消。区内で同線の踏切はゼロになった。式典では都建設局の野口宏幸次長が、ピーク時に踏切の遮断時間が1時間当たり最大58分に及んだ“開かずの踏切”がなくなったと報告。大松委員長は、街の活性化に期待を寄せた。
中島幹事長は、区議に初当選した1987年当時の状況を「小田急線をめぐって、高架か地下かで意見が真っ二つに割れてまったく議論が進まなかった」と振り返り、区議会で、地下化での立体交差化へ、議論をリードしてきた経緯を紹介。「次のテーマは、京王線の立体交差化であり、迅速に進めたい」と決意を表明した。
式典の当日、下北沢駅周辺では、住民から「車や自転車で小田急線の向こう側へ行くときは、時間を30分余計にみて出掛けていた。踏切解消は悲願だった」(松村ゆり子さん)などの声が聞かれた。
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