衆院予算委分科会の質疑<12日>

公明新聞:2013年4月13日(土)付

奨学金 無利子化めざせ
延滞金の利率引下げ提案
岡本氏

岡本氏(第4分科会)第4分科会で公明党の岡本三成氏は、奨学金制度の拡充について「海外では返済義務のない給付型奨学金が大きな流れであり、貸し付ける場合も何らかの利子補給をしている」と述べ、日本学生支援機構の有利子奨学金を全て無利子とするよう提案した。下村博文文部科学相は「無利子奨学金にしていくことが、めざすべき方向だ」と表明した。

また岡本氏は、奨学金返済の延滞金の利率が10%にも上る点に言及し、大幅な見直しを求めた。文科省の板東久美子高等教育局長は「なるべく低い利率とするよう検討する」と答えた。併せて岡本氏は、「インターネット上で『奨学金を返済できないとブラックリストに載る』と不安を煽り、消費者金融へ借り換えを促す広告がある」と指摘。返済猶予制度などの周知徹底と、広告の取り締まりの強化を訴えた。

水道インフラの老朽化対策急げ
伊藤氏(第5分科会)伊藤氏

第5分科会で公明党の伊藤渉氏は、水道インフラについて、全国で配水管の更新が進んでいない実態を指摘し、老朽化対策の強化を訴えた。渡嘉敷奈緒美厚生労働大臣政務官は、施設を効率的に維持・管理する手法「アセットマネジメント」の実施促進や財源の確保により、各水道事業者を支援すると答えた。

このほか伊藤氏は、不妊治療に対する助成事業について、支給実績や予算額が急増していることから、事業の見直しを訴えた。

建設業の社会保険未加入改善を
伊佐氏(第8分科会)伊佐氏


第8分科会で公明党の伊佐進一氏は、建設業に従事する人の社会保険未加入問題などを取り上げた。伊佐氏は年金、医療、雇用保険の三つの社会保険に全て加入している企業は、「二次請け以下になると44%にまで低下する」と指摘し、改善を求めた。

太田昭宏国土交通相(公明党)は、建設業従事者が福利厚生面も含めて見通しをもって働けるよう、「近々、私からも業界、団体に集まってもらい、強く要請したい」と述べた。

 

北方領土、アイヌ政策推進せよ
佐藤(英)氏(第1分科会)佐藤(英)氏


第1分科会で公明党の佐藤英道氏は、北方領土問題の早期解決と、アイヌ政策の推進を主張。「当事者の筆舌に尽くせぬ思いを受け止め、政府を挙げた積極的な取り組みを」と訴えた。

山本一太沖縄・北方担当相は、「北方領土には、ぜひ足を運びたい」と答弁。

また、佐藤氏が「アイヌの日」制定について見解をただしたのに対し、加藤勝信内閣官房副長官は、「検討を進めていく」と述べた。

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