科学技術で経済再生

公明新聞:2013年4月12日(金)付

菅官房長官に提言を申し入れる石井政調会長ら=11日 首相官邸菅官房長官(中央右)に提言を申し入れる石井政調会長(同左)ら=11日 首相官邸

官邸の司令塔機能強化へ提言
石井政調会長と党委員会

公明党の石井啓一政務調査会長と科学技術委員会(伊藤渉委員長=衆院議員)は11日、首相官邸と内閣府を訪れ、菅義偉官房長官と山本一太科学技術政策担当相に対し、科学技術イノベーション(技術革新)政策の司令塔機能強化に関する提言を申し入れた。伊藤委員長、谷合正明事務局長(参院議員)、伊佐進一事務局次長(衆院議員)らが同行した。

席上、石井政調会長は「科学技術イノベーションの推進は、経済再生など日本が直面する課題解決に向けて大きな原動力になる」と強調。その上で、司令塔となる官邸や総合科学技術会議の機能強化へ、(1)首相に科学技術政策を助言する「科学技術顧問」を明確な法的位置付けで配置(2)政策を調査分析する「公的シンクタンク」を技術士などを含めて設置(3)外交面での科学技術戦略の展開―など6項目を要望した。

菅官房長官は「(要望に対して)しっかりと取り組みたい」と応じ、山本担当相は「同じ問題意識だ。官邸の機能面などを考えて検討する」と答えた。

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