除染作業の加速化

公明新聞:2013年2月13日(水)付

除染作業についての説明を受ける国重、伊佐、荒木の各氏ら=12日 福島・郡山市除染作業についての説明を受ける(前列右から)国重、伊佐、荒木の各氏ら=12日 福島・郡山市

荒木、国重、伊佐の各氏 関係者から要望受ける
福島・郡山市

公明党の荒木清寛参院議員と国重徹、伊佐進一の両衆院議員は12日、福島県郡山市を訪れ、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の除染作業を視察し、関係者と意見交換した。今井久敏、安部泰男の両県議と地元市議らが同行した。

市内細沼地区の作業現場で一行は、市除染支援事業協同組合の内田吉一理事長から進ちょく状況について説明を受けた。内田理事長は「市内に環境省の出先機関があるが、決裁権がないため、本省からの指針が出るまで現場での作業が止まってしまう」と強調。「現場で迅速に除染が進められる体制を整えてほしい」と要望した。

荒木氏は「刻一刻と変化する状況に対応できるよう、現場に強い権限を移譲し、除染作業を加速させていく」と答えた。

この後、一行は原発事故で富岡町の住民が避難している大玉村の仮設住宅で開催された懇談会にも参加。「被災者の意を酌んだ丁寧な賠償を実施してほしい」といった住民の声を聞いた。

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