主張現場から日本を変える

公明新聞:2011年1月1日(土)付

公明党の真価を発揮する1年

新しい年が明けた。迷走を重ねる民主党政権への不安と不信が国民の間で極限に達する中での、日本丸の船出である。

報道各社の世論調査によると、内閣支持率は軒並み2割台の“危険水域”に落ち込んでいる。失態相次ぐ外交・防衛、国民不在の経済対策、遅々として進まぬ社会保障、後ろ向きな「政治とカネ」、破綻したマニフェスト……。民主党の政権担当能力のなさは誰の目にも明らかだ。

政治、政党に期待される機能、能力とは何か。まずは、主権者たる国民の声に耳を傾け、庶民、民衆の心を知る能力ではないか。その上で、政策立案能力や合意を形成する能力、政策ビジョンを断行するリーダーシップ・決断力・実行力、そしてアカウンタビリティー(説明責任)能力などが求められよう。

しかし、民主党政治には、これらがことごとく欠如し、機能不全に陥っている。閣内不一致、党内バラバラ、口先だけのパフォーマンス、揚げ句は首相や閣僚の“軽口・失言”が続出する民主党政権のもとで、日本沈没論もいわれ、政治の機能不全、政党の衰退に対する底知れぬ焦燥感、閉塞感が人々の心をむしばんでいる。

もとより、だからといって政党政治の否定からは現状を打破する力は生まれてこない。価値観が多様化し、諸利害が錯綜する現代社会にあっては、政党の果たすべき機能と役割は、ますます重要だ。政党は不要ではないかとの危険な論調も見られるが、かつてヒトラー政権の誕生を受けて国外に去ったドイツ出身の政治学者シグマンド・ノイマンは、「政党は現代政治の生命線」と喝破した。

今、日本の政治における喫緊の課題は、何故に政治が機能不全に陥っているのかを究明し、政治の機能回復、政治の再構築に全力を挙げることである。先に政治、政党に期待される機能について述べたが、民主党政治に決定的に欠落しているのは、国民の声やニーズをくみ上げる「民意の吸収」機能ではないか。

永田町で、こんな話を聞いた。ある年配の政治評論家が民主党の若手衆院議員に助言した。「もっと現場に入った方がいいよ」。返ってきた言葉は、「現場に入れと言われても、どこへ行けばいいのか分からない。行くところがない」。テレビでは見掛けるが、地域で見たことがないといわれる“風頼み”議員の実態をうかがわせる話だ。

今年4月には、統一地方選挙が行われる。公明系の無所属議員が地方議会に初進出したのは、1955(昭和30)年だった。東京都議1人、横浜市議1人、東京特別区・一般市議51人の計53人が初当選。56年目を迎えた今、公明党の地方議員は、約60倍の3000人を数える。

公明党は、地域に根を張る現場第一の地方議員に支えられた党である。徹して地域の中に飛び込み住民の声をくみ上げてきた公明党の現場主義と、地方、国の議員のネットワーク力は、他党の追随を許さない誇るべき政治スタイルであると自負している。

年明けとともに戦いの火ぶたは切られた! 公明党の真価発揮が今ほど望まれている時はないとの大確信に立ち、統一地方選挙をはじめ全ての戦いに何としても勝利していきたい。「地域発、変える力」公明党—を合言葉に、まっしぐらに前進する1年にしていこうではないか!

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