第31回「自転車が人にできること」展に行ってみました。

訪問日時
2011年10月2日
訪問者名
矢部義雄
場所
科学技術館(東京都千代田区)

自転車への関心が高まっています。特に3.11東日本大震災以降、公共交通機関に代わる移動手段として、自転車に注目が集まるようになりました。
そうした状況を実感できる展示会(「自転車が人にできること」2011~ここまでできる自転車の魅力~ 主催=自転車普及協会、自転車文化センター)が10月1、2日に開催され、デジカメ片手に行って見ました。

自転車で会場の科学技術館を目指す

自転車好きの私、筆者は「自転車の展示会には自転車で行かなければ」と無理な口実を設け、東京都千代田区北の丸公園内にある科学技術館を目指しました。

自宅を出て、走ること約2時間、皇居に到着。

せっかくだからと皇居を1周し、北の丸公園へ。

公園内に入るなり、とんでもない急坂が……。

歩く人にも抜かれつつ、ひいこら言いながら、やっと上りきると、ありました科学技術館。

自転車を停め、入り口を入るとすぐ左側に鮮やかな紫色のアーチが迎えてくれています。

スタッフの方から会場案内図を受け取り、一歩、足を踏み入れると、見たことのない自転車が右へ左へと走っているのです。

というのは、試乗スペースが設けられており、試乗可能な自転車を大人も子どもも楽しそうに乗っていたのでした。

会場の奥の扉も開放されていて、屋外にまで乗り出すこともできて、より実用に近い乗り心地を実感できるようになっています。

「自分も何か乗ってみたいな」という気持ちを抑えつつ、展示された自転車の見て回ることに。

展示コーナーには22社が自慢の自転車を披露。

すべてのコーナーに担当者がいて、自転車の特徴を説明したり、質問に丁寧に答えてくれます。

既に実用化されているリヤカー自転車

最初に気になった自転車は、リヤカー自転車です。

黒光りするフレームが美しい、そして重い物を運ぶためのいかにも頑丈な作りという印象です。

「試乗車」とあったので、さっそく乗らせてもらうことに。

乗ってみた印象は、思った通り、どっしりとした安定感でした。

これならかなり重い荷物も運べそうだと、ペダルをこぎ、走ろうとしますが、荷物を積んでいないにもかかわらず、重くて前に進んでくれません。

悪戦苦闘しているとスタッフの方が、「この自転車は本体だけで55キロありますから、自力だけではつらいので、電動アシストが付いています」と助け船を。

アシストがONされると、今度はこちらが驚くくらい前に進みます。

調子に乗って、会場を出て屋外試乗スペースへ。

これなら、重い荷物でも、楽に走ることができるなと実感した次第です。

さらに回ってみると、巨大なリヤカーを従えた無骨な自転車が。

これはかなり重そうな物が運べそうだと、担当者に聞いてみると、やはり電動アシストが付いていて、しかも走った分だけ電気を作る回生モーターという仕組みを導入しているとのこと。

この自転車は宅配便の会社に既に採用されており、実際にどのように荷物を下すのかを実演してくれました。

このほか、野菜や果物など収穫物を運ぶ大きなワゴンが前部に付いているもの、車イスに乗った人をそのままで運ぶもの、さらには自転車を運ぶ自転車「バイクオンバイク」という変わり種など、随所に工夫が凝らされた自転車がたくさん展示されていました。