コメ助の部屋

コメ助イラスト

七草がゆ

みなさんコメにちは!コメ助だコメ★
地域ごとのお米紹介★第4回は兵庫県だコメ!
なんと兵庫県では、コウノトリを育む独自のお米作りをしているんだって!すごいヨネ☆

もう一度、日本の空にコウノトリを

 国の天然記念物に指定されているコウノトリ。昔は日本各地で見ることができたけど、1971年に兵庫県の豊岡盆地で目撃されたのを最後に、日本では絶滅。その原因は、たくさんの木が伐採され巣作りする場所が激減したこと、生産性を上げるための水田の乾田化や農薬の普及で、エサになる生きものがいなくなったからじゃないかと言われているヨネ。
けれど今、豊岡市の田んぼなどで、コウノトリの姿を再び見ることができるコメ。それは、兵庫県が豊岡市ですすめているコウノトリの野生復帰プロジェクトによるものなんだって。この取り組みでは、稲作農家の奮闘が大きな力になっているコメ。
コウノトリ

「コウノトリ育む農法」に挑む

 そもそも豊岡盆地は、国内有数のコウノトリの生息地だったコメ。良質な土壌に恵まれた豊かな田んぼには、ドジョウやフナなどコウノトリが好物の生きものがたくさんいたんだヨネ。
 絶滅に先だち、豊岡市では1965年からコウノトリの人工飼育をスタート。失敗の連続でも決してあきらめず、24年後の1989年、人工飼育で初めてのヒナが誕生。そして2005年には、自然放鳥にチャレンジしたコメ。
 野性で一度絶滅した種を、もう一度自然界に戻す取り組みは、世界でも例がないこと。快挙ではあるけど、せっかく放鳥しても、絶滅したときと同じ環境ではコウノトリは暮らしていけないヨネ。そこで、豊岡市の農家が挑戦したのが、農薬をできるだけ減らしながら田んぼの生きものを増やす農法、「コウノトリ育む農法」だコメ。

徹底した水管理で生きものが育つ田んぼに

生き物を育む田んぼ

 この農法の最大の特徴は水管理。冬の間に田んぼに水を張り、さらには田植えの1カ月前の早い段階からも水を張るコメ。そして、田んぼの水深を深くしてお米を栽培。こうした徹底した水管理を行うと、イトミミズの発生が促され、抑草効果のあるトロトロ層が形成されるんだヨネ。
 また通常は田植えから40日くらいすると、土の中の根が増えていくコメ。気温も高くなってくるこの時期、土の中の有機物の分解も盛んになって、根に有害なガスが発生。有害なガスを抜くために、田んぼの水を強制的に抜いて土を乾かすコメ。この作業を「中干し」と言って、オタマジャクシがカエルになるのを待って、中干しの実施を遅らせるコメ。カエルはコウノトリのエサになるだけじゃなく、カメムシなどの稲の成長にとっての害虫を食べてくれるんだヨネ。

生きものを育むお米

 農家の地道な努力が、コウノトリも棲める環境を整えることに大いに貢献。2016年4月21日時点では、野外にいるコウノトリは75羽に増えたコメ。たくさんの生きものが育まれ、命の循環が行われている田んぼでは、コウノトリだけじゃなく、さまざまな鳥たちがエサを求めて田んぼにやって来るコメ。
 「コウノトリ育む農法」で作られるお米は「コウノトリ育むお米」と名付けられたコメ。その名の通り、コウノトリの命を支えるのはもちろん、お米を食べることは生物多様性の保全にもつながるヨネ。
 このお米は炊き上げると、お米どうしがギュッとくっつくような粘りがあるのが特徴。時間の経過による食味の変化を調べる検査では、その変化が少なかったんだって。お弁当やおにぎりにしても、おいしくいただけそうだヨネ。

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