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2018年9月5日

コラム「北斗七星」

一度会った人なら驚くほど記憶したという。「党員の名前や顔は勿論の事、その人の履歴、その人の勢力等何もかも知って居たし、又知ることにつとめた」。立憲政友会の総裁、原敬である。「面会に来れば、誰彼の区別なく一々あった」。本人も後に同党の総裁に就く高橋是清の言葉が、『新装版 日本政党史論第4巻』(升味準之輔 東京大学出版会)に出ていた◆原が日本初の本格的な政党内閣を発足させて、今月で100年になる。元老が首相指名の実権を握る当時の政界にあって、衆院で最大多数の議席を持つ政党が組閣し、政権を担う歴史的な出来事だった。政党政治の幕開けである◆政党は国民に選ばれた国会議員を中心に運営されるが、議員だけでは限界がある。それを支え、鍛える党員がいなければ発展は考えられない。人々が何に悩み、どのような解決を望んでいるのか。時には、政党・政治家が気付かない課題に目を向けさせてくれる◆党の政策や方針を変える政治課題に直面した場合も、党員に理解してもらえるかどうかが決断を下す基軸の一つになろう。もし変更するなら、党員が納得するまで党内論議を尽くし、結論を導かねばなるまい◆泉下の平民宰相は、政党政治にかけがえのない存在を見抜いていたのかもしれない。党の宝物に最敬礼。(明)

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