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感染者対応病院が赤字
資金繰り支援充実訴え
伊佐氏
20日の衆院厚生労働委員会で公明党の伊佐進一氏は、加藤勝信厚労相に対し、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病院の経営が悪化していることに懸念を示し、資金繰りを強力に支援するよう訴えた。
伊佐氏は、感染者を受け入れる病院で平均月1億2000万円の赤字が出ているとした病院団体の調査に言及。現状では、政府が設定する危機対応への無利子融資の限度額が1億円にとどまるとして、「無利子・無担保の枠を拡大し、新型コロナの患者を受け入れる病院に対して、優先的に資金繰り支援をするべきだ」と求めた。
加藤厚労相は「経営のためのキャッシュフロー(手元に残る資金の流れ)が重要なことを認識しながら議論している」と答弁した。