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2020年5月19日

コラム「北斗七星」

ラッセルは『幸福論』で、趣味を「私心のない興味」と表現し、効用として「緊張を解きほぐしてくれる」ことを挙げている。だから趣味は、主要な関心事(仕事)と結びついていないものがよい◆息抜きとしての趣味を持たないと、やがて「興奮しやすく、思慮に欠け、怒りっぽくなる」のでかえって仕事の効率が落ちるらしい◆北斗子は数年前から無縁だったフルートに挑戦しだした。気が付くと、高齢者介護施設や地域文化施設の催しで、ご近所バンドの端くれで演奏に加えてもらえるようになった◆さらに最近では、狭いベランダにプランターを並べて野菜作りに精を出している。今朝、ナスにかわいらしい花が咲いた。毎日育つ植物の姿を眺めると気持ちが和む◆こうした趣味を通し、今まで同窓や職場などに限られていた人間関係が大きく広がっていることに驚く。野菜の先生は静岡・御殿場市の農家の方だ◆世界保健機関(WHO)はこれまでの3密を避けるソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を、フィジカル・ディスタンス(物理的距離)と言い換えた。体の距離は離れていても心はつながっているとの意味か◆今はSNSを通じ、バンド仲間の演奏を聞き、育った作物の写真をアップし、先生にアドバイスをもらっている。確かに心はつながっている。(正)

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