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暑さ軽減、働きやすく
スポットクーラー 給食調理場に設置
大阪・高槻市内の小学校38校
冠小学校の調理場を視察する高槻市議会公明党のメンバー
大阪府高槻市はこのほど、市内の小学校38校の給食調理場にスポットクーラーを設置した。同市内には現在41の小学校があるが、2校は昨年の改修時に取り付け済み。未設置は残り1校となった。
設置されたスポットクーラーは、天井に取り付けるタイプのもので、送風口が3カ所に分岐。高温になる回転釜の前に2カ所、食器洗浄機の受け口に1カ所向けられている。
今回、スポットクーラーが設けられた市立冠小学校の調理場のケースでは、12人の調理員が冠小学校と冠中学校の2校、計940食を調理している。調理の仕上げをする昼前の11時から12時にかけて室温は35~40度に。湿度は80~90%近くになるという。
冠小学校の西田佳弘校長は「働きやすい環境になり、ありがたい」と話していた。
市議会公明党(吉田忠則幹事長)は、2016年9月の定例会で灰垣和美市議が小学校の給食調理場へのスポットクーラー設置を訴えるなど、一貫して推進してきた。