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感染「第2波」に備えよ
衆参議運委 担当相が事前報告
佐藤(英)、下野氏が質疑
衆参両院の議院運営委員会は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた緊急事態宣言の一部解除について、西村康稔経済再生担当相から事前報告を聴取し、質疑を行った。公明党から衆院議運委で佐藤英道、参院議運委で下野六太両氏が質問に立った。
佐藤氏は、宣言が解除された地域について「感染の『第2波』を防ぐため、政府は自治体と連携し、万全の対策を講じるべきだ」と強調。西村担当相は「少しでも油断をすると韓国やドイツのように、また感染が拡大する。感染防止に取り組みながら、経済活動を引き上げていく」と述べた。
また、佐藤氏は、災害が発生した際、避難所での「3密」を防ぐための体制整備も求めた。
一方、下野氏は、宣言が解除された地域と、そうでない地域間の人の往来を抑制するための対策について質問。西村担当相は、引き続き地域間の往来自粛を求めていく考えを示した。
さらに、下野氏は2020年度第2次補正予算案について、中小企業の家賃支援や休業手当を助成する雇用調整助成金の拡充などを柱に「ポイントはスピード感を持った対応だ」と指摘した。