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文化財守る人材育成へ
浮島さんら 京都国立博物館を視察
修復作業を視察する浮島さん(前列左から2人目)と京都府・市議ら=30日 京都市
公明党文部科学部会の浮島智子部会長(衆院議員)は30日、京都市東山区にある京都国立博物館を訪れ、文化財保存修理所を視察するとともに、佐々木丞平館長ら関係者と意見交換した。府議と市議が同行した。
一行は、彫刻や絵画などの文化財を修理する現場へ。絵画の裏打ち紙の張り替えでは、劣化した紙の繊維をほぐしながら丁寧に剥がす作業を見て回った。担当者は今後の課題について、「一人前の技術者に成長するまで10年以上かかり、後継者の育成が重要」と話した。
視察後、浮島さんは「貴重な文化財の修理や保存の技術を持つ後継者を今後も継続的に確保できるよう、支援していく」と語った。