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2018年8月29日

コラム「北斗七星」

アカウミガメの産卵地として全国で初めて国天然記念物に指定された徳島県美波町の大浜海岸。今季の上陸はわずかに1匹で、産卵数は記録が残る1967年以降で初のゼロだという◆同海岸での上陸数は、68年の308匹をピークに、96年以降は2桁止まり。同県内で今季に確認された産卵は、北の脇海岸(阿南市)の2回のみで、専門家は深刻な事態だと警鐘を鳴らしている◆地元では、照明など悪影響を及ぼす人工光の対策を進めているが、産卵の減少は全国的な傾向らしい。日本ウミガメ協議会によると、太平洋の水温や生態系の変化による餌不足などが長期的な要因で、産卵適齢期の個体数も減っていると指摘する◆高知市春野町の戸原海岸で30年来、ウミガメの保護活動を続け、児童の自然学習にも尽力してきた熊沢佳範・元公明議員に話を聞いた。同海岸でも上陸・産卵数はここ数年で激減し、卵のふ化率も悪化。今季は最悪の状況で、7月の異常気象の影響もあるのではと◆ウミガメの減少傾向は、自然環境がより厳しくなっているバロメーターとも言えまいか。本紙23日付には、海のプラスチックごみを食べたウミガメが窒息死する例なども紹介されていた。海洋汚染対策とともに、産卵しやすい砂浜の環境づくりなど、できる限りの努力が実ることを願う。(祐)

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