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2018年8月27日

コラム「北斗七星」

職場で雇い主や上司から虐待を受けた障がい者が、平成29年度は過去最多になったことが厚生労働省の調べで分かった。賃金未払いや暴言、暴行などが虐待の事例だ◆このニュースを聞き知人の話を思い出した。軽度の知的障がいがある20代の女性をめぐる職場での出来事。知人は女性とは異なる部署で、挨拶を交わす程度だったが、わが子と同世代の彼女が気になった◆入社後しばらくして彼女の表情が曇ってきた。どうやらその部署で先輩からいじめられている様子だった。ミスでも出したのか、彼女の母親が職場に来て頭を下げる場面を目撃したこともあった◆「家族で娘を支える姿は美しい」と知人は陰ながら応援していたが、気付けばいつしか彼女の姿が見えなくなり職場を去ったことを後から知った。「温かく育てればいいのに」と残念がった知人。障がい者に厳しい就労の現実◆なのに先日は、障がい者への差別をなくすことを促進する立場にある中央省庁の恥ずべき行為が明るみに出た。多くの中央省庁が法律で義務付けられている障がい者の雇用率を水増ししていたのだった◆「共生」「差別をなくす」と言っても巧言令色(口先だけでうまいことを言ったり、うわべだけとりつくろったりすること)では困る。真剣に社会に挑戦する障がい者に申し訳ない。(六)

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