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2020年5月9日

聴覚障がい者PCR検査時にスマホで手話通訳

医師との意思疎通を円滑に
福井県

遠隔手話通訳の様子。画面下に映る聴覚障がい者や医師らのやりとりを手話通訳者がサポートする(画像は一部加工してあります)遠隔手話通訳の様子。画面下に映る聴覚障がい者や医師らのやりとりを手話通訳者がサポートする(画像は一部加工してあります)

福井県はこのほど、新型コロナウイルス感染の疑いがある聴覚障がい者が、PCR検査時などにスマートフォン(スマホ)を使い、手話通訳者を介しながら医師とのやりとりが円滑にできるサービスを全国に先駆けて開始した。通常、聴覚障がい者の通院時は手話通訳者が同行するが、同サービスにより二次感染のリスク回避も期待されている。聴覚障がい者への支援を推進してきた公明党の西本恵一県議が現場を視察した。

このサービスを利用するには、専用のQRコードが必要で、事前に保健所を通じて手続きを済ませると、県聴覚障がい者センターからメールやファクスで受け取ることができる。また、指定医療機関の診察室や受付にもQRコードが設置されている。

聴覚障がい者は、PCR検査時にスマホやタブレット端末でQRコードを読み取るとテレビ電話が起動し、手話通訳者とつながる仕組み。画面上の手話通訳者を介して医師とのやりとりを円滑に進めることができる。

また検査の結果、陽性で入院が必要になった場合も退院まで同サービスの利用が可能。入院時の不安や悩みを遠隔手話通訳を通じて、看護師や医師らに相談することができる。

手話通訳者は、県聴覚障がい者センターと高齢者や障がい者向けのテレビ電話システムを手掛ける株式会社プラスヴォイスが対応。土日・祝日の午前8時から午後9時まで利用可能だ。

県によると、県内在住で聴覚に障がいのある人は、約3500人。このうち手話ができる人はおよそ300人で、5月8日時点でサービスの利用者はいない。

石田施設長から説明を受ける西本県議石田施設長(左)から説明を受ける西本県議

■退院まで一貫してサポート

同センターの石田稔施設長は、「感染の不安がある時から、退院まで一貫して聴覚障がい者をサポートでき、手話通訳者の感染防止にも期待できる」と述べていた。

これまで、西本県議は新型コロナウイルス感染症対策に伴う聴覚障がい者の支援拡充を推進。

3月18日に同県で初めて感染者が確認されて以来、テレビ中継などで放送されている県庁での新型コロナウイルス関連の記者会見を、同月26日から新たに県独自のユーチューブチャンネルでライブ配信。会見に同席している手話通訳者を常に見られるようにした。これは、西本県議がテレビで中継される記者会見には手話通訳者が常に映っていない実態を受け、県担当課に改善を要請してきたものだ。

同センターの視察後、西本県議は「新型コロナウイルスの感染拡大に対応して、障がいのある人が安心して生活できる体制づくりを後押しするとともに、遠隔サービスのさらなる充実を図っていきたい」と語っていた。

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