公明党トップ / ニュース / p87972

ニュース

2020年5月2日

コラム「北斗七星」

米国で新型コロナウイルスの感染者が100万人を超える中、先月末、トランプ大統領の発言が波紋を広げた。治療法として殺菌剤を人体に投与することを提案したのだ。“建国の父”であるベンジャミン・フランクリンなら、こう諭すだろう。「小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ」◆フランクリンは独立宣言の起草委員として有名だ。今の100㌦紙幣の顔である。印刷業で身を立てた彼は、自分の身に付けるべき徳目を13にまとめ、実践した。節制で始まり、規律、決断、節約、勤勉など。「平静」も、その一つ。『フランクリン自伝』(岩波文庫)にある◆26歳の時には日めくりカレンダー「貧しいリチャードの暦」を発行した。「暦は他の本などほとんど買わない一般市民の間に教訓を伝える恰好の手段になる」。勤勉や節約を説いた格言を日付けの余白に書き込んだ◆「明日なすべき事あらば、今日のうちにせよ」「自分の仕事を追え、仕事に追われるな」……。建国の父の“親心”は庶民に通じ、25年間、毎年1万部近く売れ続けた◆世界同時進行のコロナ危機で今、各国は人命を守る持久戦の真っ只中。感染収束、経済活動再開、コロナ後の経済・社会復興と戦いは続く。この長く険しい道を切り開くため、政治家の良識が何よりも求められる。(東)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア