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2020年5月1日

コラム「北斗七星」

高知県四万十町の十和地区は「こいのぼりの川渡し」発祥の地である。山頂から四万十川の対岸に渡されたワイヤーにずらりと並ぶ、色とりどりの約500匹が薫風の空を悠々と泳ぐ。1974年から40年以上続く伝統の風物詩だ◆同町のホームページに始まりのいきさつが書いてあった。「最近は僕らぁが、大きくなったき、家でこいのぼりを揚げてくれん」。少年たちの会話を聞いたお兄さんたちが、「おまんらあの、こいのぼりを持ってこい。おれらあが、まとめて揚げちゃうき!」◆最初の年、約50匹で始まった川渡しはマスコミで広く知られるようになり、やがて全国からこいのぼりが送られてくるように。子どもたちの成長を願う心は海を越え、97年には北米のナイアガラ川で200匹を泳がせることに成功した◆少子化の進む同町では、地元高校の持続可能な魅力づくりに地域で取り組む「高校応援大作戦」を展開。町営塾「じゆうく。」では、コロナ禍で休校中の生徒たちの学力格差をなくそうと、オンライン授業も始まった◆こいのぼり公園のイベントは、今年中止になった。一度は空に揚げられたこいのぼりも降ろされたが、5日の「こどもの日」は「こどもの日」だ。健全な成長を願う心と取り組みを大事にしたい。見上げる空にこいのぼりの姿はなくても。(祐)

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