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2020年4月30日

コラム「北斗七星」

口は禍の門であるとともに、福の門でもある――こう述べたのは4年後に1万円札の顔となる渋沢栄一。数百の企業の設立に関わり「日本資本主義の父」と呼ばれる。福祉・教育事業にも熱心だった◆著書『論語と算盤』では道徳をビジネスの基盤とすべきだと説く一方、人の生き方についても多くのことを書いた。その一つが冒頭の言葉だ◆「私のような者はおしゃべりのため、災いもあるが、おかげで福もやってくる」。声をかけたことがきっかけで人を助けたり、おしゃべり好きがいろんな仕事に結びついたりした渋沢。口は「社会を幸せにする門でもある」とした。『論語と算盤 モラルと起業家精神』(道添進編訳、日本能率協会マネジメントセンター)で知った◆新型コロナウイルスの感染拡大で制限される行動。だが、心はどこへでも届けられる。電話・手紙・LINE・メールなどは人を幸せにする門だ。「お変わりありませんか?」「頑張りましょう!」のひと言が、互いの気持ちを明るくする◆渋沢は言う。「道理とは、天にある太陽や月のように、いつも明るく輝いていて、決して曇ることはない。だから、道理と共に行動をする者は必ず栄える」(前掲書)◆道理は「物事のそうあるべきすじみち」(広辞苑)。正しい行動で新型コロナに勝とう。(直)

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