ニュース
10万円給付 漏れなく
山口代表が強調 DV、視覚障がい者も
公明党の山口那津男代表は27日、国会内で開かれた党参院議員総会であいさつし、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた1人当たり10万円の一律給付について、「一刻も早く、漏れなく届くよう現場の声を受け止めながら、“連帯”のメッセージとなるよう一層の努力をしていきたい」と力説した。
この中で山口代表は、千葉県市川市が5月の早い時期からの給付に向け、国からの補助が入る前でも一時的に立て替え、27日からホームページで申請書を印刷できるようにするなど手続きを前倒ししていることに言及。給付金の裏付けとなる2020年度補正予算案の成立を急ぎ、こうした自治体の取り組みを支援していく必要性を強調した。
また、住民登録されていない無戸籍者や、DV(配偶者などからの暴力)被害で住民票と異なる住居で暮らす人にも給付金が行き渡るようにすべきだと力説。視覚障がい者には、代読が難しいことから、スマートフォンなどが内容を読み上げる「音声コード」の活用を訴えた。