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DV(配偶者などからの暴力)独りで悩まないで!
電話、メール、チャットで相談
新型コロナ受け内閣府
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、配偶者などからの暴力(DV)増加や深刻化が懸念される中、被害者が独りで悩みを抱えることがないよう、内閣府は20日から、新たな相談事業「DV相談+」を始めた。電話のほか、加害者と一緒にいても使いやすいメールやチャットでも相談に応じる。公明党は、3月31日に安倍晋三首相に提出した提言で、相談体制の拡充を訴えていた。
DV相談+では、相談対応の経験を持つ相談員が応対し、必要に応じて面談や同行支援につなげる。警察などの関係機関と連携し、保護や緊急の宿泊場所の提供なども行う。
受け付けは、電話相談(℡0120-279-889)が午前9時から午後9時までで、29日の夜以降から24時間対応に拡充される。メールは24時間、チャットは正午から午後10時まで、DV相談+のホームページの専用フォームで受け付ける。5月1日から、メール相談などは英語や中国語など10カ国語で対応する。
既存の「DV相談ナビ」(℡0570-0-55210)でも相談を受けている。対応時間は日中の場合が多く、最寄りの配偶者暴力相談支援センターなどにつながる。