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2020年4月21日

【主張】医療支えるには 不要不急の外出自粛、徹底を

政府が7都府県に緊急事態宣言を発令してから2週間が経過したが、いまだ新型コロナウイルスの感染拡大は続いている。

こうした中、患者の命を守るために昼夜を分かたず奮闘を続ける医療従事者に心から敬意を表したい。

その医療現場が、前例のない危機に直面している。感染者の急増で各地の医療機関では病床や医療資材、人手の不足が深刻な状況だ。

日本救急医学会などは「救急医療の崩壊を実感している」との緊急声明を発表した。医療体制の維持へ、あらゆる手を尽くさねばならない。

とりわけ重要なのは、病院の病床は重症患者のために使用し、軽症者や無症状者は宿泊施設などで待機する体制づくりであろう。限りある医療資源を有効に活用すると同時に、多くの患者を抱えることによる院内感染のリスクも抑えることができる。

既に、ホテルなどを借り上げて対応している自治体が相次いでいる。緊急事態宣言の対象は全国に拡大しており、他の自治体でも、同様の取り組みを進める必要がある。

PCR検査の体制強化も重要だ。感染拡大に伴う希望者の増加に保健所の対応が追い付いていない。検査の遅れが診療の遅れにつながれば重症化する人も増えてしまう。

このため、車に乗ったままPCR検査を受けられる「ドライブスルー方式」を導入する自治体が相次いでいる。政府は、各地の取り組みを後押しすべきだ。

医療機関の逼迫に対し、市民や企業によるマスクや防護服の寄付の輪も広がっている。官民で力を合わせて医療機関を支えていきたい。

何より、医療崩壊を食い止め、感染症との戦いに打ち勝つには、国民一人一人が感染リスクを減らすことが欠かせない。それは、不要不急の外出自粛の徹底である。

緊急事態宣言発令後、都市部を中心に人出は大きく減少している。一方、商店街やスーパーなどでは客で混雑しているところも多い。買い物には家族全員ではなく、できるだけ一人で行くといった心掛けが必要であろう。人との接触をどれだけ減らすことができるか。その努力が医療を支えることになる。

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