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2020年4月9日

女性の視点をベースに

防災ハンドブック作成 
東日本大震災の被災者にも取材 
愛知・田原市

防災ハンドブックを作成した担当職員から話を聞く辻市議(右)

愛知県田原市はこのほど、「女性の視点で考える 家族のために『今』できること」をテーマに防災ハンドブック(A5判、カラー刷り18ページ)を作成した。

内容は、(1)災害が起こる前に(2)災害が起きたら(3)被災後の生活――の3章で構成。編集の基本方針は、「普段の生活の中で実践でき、誰もが気軽に取り組める防災対策」(市防災対策課)とし、日常生活に密着している女性の視点をベースにした。

例えば、防災グッズの準備については、基本的な備蓄品に加え、「女性のための役立つモノをプラス!」(生理用品など8項目)、「それぞれの家族構成に合ったモノをプラス!」(妊婦や高齢者、要介護者がいる場合のリスト)をイラスト入りで一覧にした。また、各章には、災害時に役立つパッククッキング(ポリ袋に食材を入れて湯せんで加熱する調理)やペットボトルと懐中電灯でランタンを作る方法などを紹介するコラムのほか、防災ファッションや災害時のトイレ利用法などの情報欄を配置した。

また、防災に関する女性の経験や意見を紙面に反映させるため、家庭で防災対策に取り組む女性市民のアイデア例を紹介する「田原市民の声」、実際に大震災で被災した女性の教訓を伝える「東日本大震災被災者の声」の各コーナーを随所に盛り込んだ。

作成にあたっては、防災対策課の女性職員が市内の女性防災グループなどに取材したり、仙台市を訪問して各区の「せんだい女性防災リーダー」の全員(5人)にインタビューし、「災害時に本当に困ったこと、被災経験を教訓に今実践していること」などを聞いたりした。

絶対にしておきたいこと

○非常持出袋は分散して置く
○カセットボンベは多めに
○風呂に水をためておく

 

特に、女性防災リーダーの声は「これは絶対にしておきたいっ! 東日本大震災の経験より」として1ページを使った特集に。(1)非常持出袋は玄関先や寝室などに分散する(2)カセットコンロのボンベは多めに備える(3)風呂の、ため水をしておく(4)ガソリンは半分になったら満タンにする――など、経験を基にしたアドバイスが多数紹介されている。市は、今回3500部を作成。母子手帳交付時や、赤ちゃんが生まれた家庭を保健師らが訪問する時に手渡すほか、保育園やこども園に通う園児の保護者に配布している。市ホームページからダウンロードすることもできる。

防災ハンドブックについては、公明党の辻史子市議が2018年6月定例会で、「より多くの女性が積極的に防災に関わっていけるようにすべきだ」として「女性のためのハンドブック」の作成を提案し、早期実現に尽力してきた。

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