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国民の意識変化に期待
山口代表 与党の要望、対策に反映
公明党の山口那津男代表は7日午前、政府・与党政策懇談会の終了後、首相官邸で記者団に対し、同日に発令された緊急事態宣言や、新たな経済対策について大要、次のような見解を述べた。
【緊急事態宣言】
一、新型コロナウイルスの感染収束へ良い効果が上がるように政府は万全を期してもらいたい。国と地方の一体的な連携が重要だ。国民の意識の変化、いわば覚悟が深まることに期待したい。
一、安倍晋三首相が6日夕の記者会見に臨む前に電話をもらい、「緊急事態宣言を出す方向で手続きを進める」と報告を受けた。私は安倍首相に対し「国民にどういう行動変化があるのか、医療崩壊を招かないような医療体制をどう築いていくのかを含め、国民の不安、懸念を和らげるよう分かりやすい説明を続けてほしい」と申し上げた。
【新たな経済対策】
一、おおむね与党の要望したことが反映されている。あらゆる手段を総動員し、かつてない大規模な対策になった。盛り込まれた施策が効果的に実施され、実施過程でしっかりとフォローしていくことが大事だ。
一、(現金給付について)収入が激減し、生活に困窮している人に対し、緊急支援として1人10万円を目安にするよう公明党は主張してきた。平均の世帯構成人数が2.2人程度であることから、「1世帯当たり30万円」は公明党の主張に実質的にかなっている。