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現金給付に万全期せ
海外から帰国 日本人への検疫強化も
参院決算委で矢倉、熊野氏
6日の参院決算委員会で公明党の矢倉克夫、熊野正士の両氏は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策や検疫の体制強化について質問した。
矢倉氏は、政府の緊急経済対策に盛り込まれる現金給付に触れ、迅速かつ感染拡大につながらない方法で、混乱なく支給できるように万全の対応を要請した。財務省側は「できる工夫はしっかりとしていく」と答えた。
また、感染拡大を受けた資金繰り支援を巡り矢倉氏は、セーフティネット保証や日本政策金融公庫の特別貸付制度における一層の柔軟な審査を求めた。
一方、熊野氏は、海外から帰国した日本人の同ウイルス感染発覚が相次いでいることに言及。邦人旅客の入国審査について、日本が入国を拒否している対象地域への滞在歴を把握する規定がなく、空港の検疫をすり抜ける事例もあることを念頭に、体制の強化を訴えた。
森雅子法相は「この課題について、もう一歩進んで関係省庁と連携しながら検討する」と答弁した。