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2020年4月4日

多摩モノレール延伸へ

上北台駅―箱根ケ崎駅間=約7キロ
調査や基本設計開始 東京都

多摩モノレールの延伸へ住民と期待を寄せる(右から)谷村都議、武蔵村山市議会公明党のメンバー

■鉄道駅ゼロ 武蔵村山市の利便性向上

東京都は、多摩地域を南北に走る「多摩モノレール」の延伸に向け、2020年度から現地調査や基本設計を開始する。モノレール北側の終点「上北台駅」(東大和市)から北西へ約7キロ延伸し、JR八高線「箱根ケ崎駅」(瑞穂町)に接続する予定。区間内にある武蔵村山市は都内26市の中で唯一、鉄道駅のない市だけに、地元市民の喜びもひとしおだ。

多摩モノレールは上北台駅(東京都東大和市)から多摩センター駅(同多摩市)まで全長16キロにわたって南北に続く路線。合計19駅で結ばれており、都や沿線自治体などが支援する第3セクターとして運営している。都は今回、国が早期事業化に向けて検討すべきと示している「優先6路線」の中で、多摩モノレールの「上北台駅―箱根ケ崎駅間」のための費用を優先して今年度予算に盛り込んだ。

同区間が選ばれた理由について、小池百合子知事は延伸区間の沿線となる新青梅街道の用地買収が進んでいることなどを踏まえ「さまざまな環境が整いつつあることから一歩踏み出している」と話している。今後は都、武蔵村山市をはじめとする関係自治体、事業者が協議し、開業年度や沿線の駅の数など具体的な計画を決めていく。

多摩モノレールの延伸が大きく進むニュースを聞き、武蔵村山市の市民は期待を膨らませている。60代の西元桃代さんは「私の住む地域は通勤時にJR立川駅までバスで40分もかけて出る人が多い。近くに駅ができると時間が大幅に短縮され、うれしい」と喜ぶ。70代の及川勉さんは「モノレールの延伸で人の交流が増えると、まちづくりの発展にもつながる」と語る。

武蔵村山市には路線バスが通っているものの、鉄道の駅はない。市の平均通学時間は多摩地域の平均に比べて約20分ほど長い。このため、延伸が実現すれば「飛躍的に便利になる」(市担当者)ことが期待されている。

このほか、国の「優先6路線」の中には多摩モノレールの「多摩センター駅―町田駅間」も含まれており、今後の発展に注目が集まっている。

■公明が50年以上訴え続けた成果

多摩モノレールの整備・延伸については、都議会公明党が50年以上も前から一貫して推進してきた成果だ。萩谷勝彦議員(当時)が1969年以降、多摩地域の交通網やモノレールの整備を繰り返し要請。その後、2000年に多摩センター駅―上北台駅の区間が開通した。

今回の延伸については、谷村孝彦議員が14年に1万人分の署名を集めた市民団体の請願を橋渡しし、当時の都知事に提出。その後も都議会で何度もモノレール延伸の早期実現を提言していた。谷村都議は「多摩地域の発展のため、全力を挙げていく」と語っていた。

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