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2018年7月26日

消防団 道路冠水に備え実地訓練

団員の公明議員が提案 
車に迂回促す行動を確認 
名古屋市

日比団長(右)と訓練に参加する田辺市議

名古屋市千種区の高見消防団(日比賢一団長)はこのほど、豪雨による道路冠水時に通行車両に迂回を促す実地訓練を行った。冠水で動けなくなった車による交通障害を防ぐとともに、走行車両が起こす波による店舗や住宅への浸水を防ぐことが目的。この訓練は、同消防団員として10年前から活動している公明党の田辺雄一市議が千種消防署に呼び掛け、同署の協力を得て開催。地域住民も参加した。

消防団は学生や主婦、会社員などが消防・防災活動をする組織で、市町村の消防機関の一つ。高見消防団では、31~74歳の21人が活動している。

区内を南北に通る市道の仲田二丁目交差点と東部医療センター西交差点間は、以前から大雨による道路冠水や店舗の床上浸水が起きており、住民が土のうや止水板(雨水の流入をせき止める板)で浸水を防いでいる。

昨年7月のゲリラ豪雨で名古屋市は、1時間の雨量が最大80ミリを超え、同地域では60センチほどの冠水が発生。現場に駆け付けた田辺市議によると、両交差点間にある仲田二丁目北交差点を中心に南北約100メートルにわたり冠水していたという。車の走行による波が土のうを越え、浸水被害も起き、走れなくなった車3台が交差点で道路をふさぎ、警官2人が交通整理を行っていた。こうした被害を防ぐには、交差点へ進入する車を迂回させることが効果的であることから、今回の訓練を実施した。

実地訓練は、両交差点で実施。冠水時の行動として、両交差点に複数人が立ち、拡声器を使って進入しようとする車に迂回を促すことを確認した。その際、運転手に「迂回が必要」ということを知らせるための移動式の看板が必要であることが分かり、田辺市議が市に要望。現在、作成中だ。

店舗や住宅の浸水 脚立使い防ぐ方法も

また、訓練では、消防団員が土のうなどを準備できなかったときの代用として、脚立にブルーシートを巻きつけて壁を作り、店舗や住宅への浸水を防ぐ方法を実演。参加した住民は「いざというときに活用してみたい」と話していた。

日比団長は「ゲリラ豪雨が近年、頻繁に発生している。消防団として、住民に少しでも安心してもらえるように活動していきたい」と語っていた。

車の運転手に注意を促す看板

田辺市議は、昨年9月の定例議会で「繰り返し冠水を起こす箇所には、道路利用者に注意喚起するための標識や看板を設置するべきだ」と主張。これを受け、市は両交差点付近に「この先 大雨の時冠水注意」との看板を3月に設置した。

田辺市議は「消防団は冠水などの緊急時にも駆け付けられる地域密着の防災組織。自身もその一員として活動を続けるとともに、消防団が活動しやすい環境づくりを議員として進めていく」と話していた。

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