公明党トップ / ニュース / p66577

ニュース

2020年4月3日

育児危機の家庭を支援

子どもショートステイで 
東京・千代田区

千代田フレンズ内で担当者から説明を受ける(右から)大串、米田和也の両区議

東京都千代田区は、育児中の保護者が病気になったり、育児の悩みなどで孤立したりしている家庭を支援するため、子どもを一時的に預けられる施設「千代田フレンズ」を2月から区内に開設している。運営は民間事業者が担う。

対象は区内在住の2歳から小学6年生まで。宿泊型のショートステイで、利用上限は1カ月当たり7日間以内。

料金は初日が5000円で、2日目以降は1泊3000円。この金額に食事1回につき500円、おやつ1回につき100円が加算される。区立児童・家庭支援センターの担当者が、周囲から支援を受けられない家庭に対して利用を勧める。

これまで区内には支援が必要な子どもを預かる施設がなかった。そのため、児童らは区外の施設から在学する小学校や入園中の保育園などに通わなければならなかった。施設関係者が必要に応じて送迎していたものの、不便だった。

開設の意義について、区の担当者は「利用できる子どもが増えた上に、より身近な地域で預かれるようになった」と強調。今後については「宿泊を伴わない一時預かりにも対応できる体制をめざしたい」としている。

公明党の大串博康区議は2017年9月の定例会代表質問で、虐待防止につなげるため支援が必要な児童を対象とした区内ショートステイ事業の実施を提案していた。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア