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2020年3月26日

コラム「北斗七星」

息子が小さい頃、友達と鬼ごっこをしながら捕まりそうになると「やばい」などと口にしたので、叱った。まっとうに生きる人が使う言葉ではない、と言った覚えがある。しかし、それから数年すると、「このソフト、ヤバッ。うまーい」という声が耳に入るようになった。意外なほど、という感じを伴う褒め言葉として使っているようだ◆文化庁の「国語に関する世論調査」によると、今や「やばい」を肯定的に使うことが「ある」人は全世代で4分の1までに増え、30歳代までは使わ「ない」人より多い(2015年調べ)◆若い世代は、いつの時代も新しい言葉づかいを生み出してきた。仲間内で気安く使う、「若者言葉」だ。ほとんどは時の経過と共に消えゆくが、中には定着するものもある◆「やおら立ち上がった」の「やおら」はどういう意味だろうか。本来は「ゆっくりと」というものだが、「急に、いきなり」という意味だと受け取っている人が3割いる(18年調べ)。しかも、昭和の初めころから広まってきたと指摘する研究者もいる。すでに百年近い◆言葉は、いつも変化している。間違いだ、ときりきり責めても仕方がない。意図していたものと違う意味に受け取られないよう、分かりやすく言葉を使うことこそが大切なのではなかろうか。(繁)

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