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2018年7月14日

コラム「北斗七星」

興奮と感動に酔ったサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会が大詰めを迎えた。ここ数回の大会は、国際社会を映す鏡のようである。一流選手の移籍やトップリーグへの集中は、ヒト・モノ・カネが地球を飛び交う時代を象徴するからだ◆しかし今、米国と中国の貿易摩擦がグローバル経済に急ブレーキをかける。米国は今週、関税を上乗せする中国製品を公表した。実際に発動すれば、これまでの制裁品目も含め、対中輸入額のほぼ半分に匹敵する。中国も報復を明言した。世界の国内総生産(GDP)の4割近くを占める米中の応酬は、堅調な世界経済を危険にさらす。ここは、両国にイエローカードを出さざるを得まい◆肌の色や宗教の異なる選手たちが、同じユニフォームに身を包んで国歌を斉唱するシーンもW杯独特だ。欧州の国々では、移民を父祖に持つ選手を10代から積極的に発掘・育成し、代表チームに送り込む。ルーツが違う選手たちは、融和社会のシンボルともいえよう◆だが、6月末の欧州連合(EU)首脳会議では、難民・移民の受け入れを巡る欧州政治の混迷ぶりが露呈した。寛容政策を主導してきたドイツも、存在感を発揮できなかった◆経済や人権の分野で広がる「自国第一主義」。国際社会の連帯で蹴散らすことはできないのか。(明)

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