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新型コロナ 地域経済に影響深刻
観光・建設業、農家から課題聴取
広島で斉藤本部長
花卉農家で課題を聴く斉藤本部長(左から2人目)ら=15日 広島・廿日市市
公明党新型コロナウイルス感染症対策本部の斉藤鉄夫本部長(幹事長)は15日、広島県廿日市市で観光業や農家、建設業の関係者から課題を聴いた。党同県本部の田川寿一代表(県議)と地元市議が同行した。
一般社団法人はつかいち観光協会の塩田ひとし会長は「観光客が激減した。普段なら宮島行きのフェリー乗り場は長蛇の列になるが、今は閑散としている」と説明。また、コチョウランを栽培する花卉農家の今田徳之さんは「イベントの自粛で贈呈用の花の販売価格が大きく下落し、収入は半減した。この状態が続けば立ち行かなくなる」と窮状を訴えた。さらに、総合建設業「株式会社竹内」の竹内義徳会長は、中国からの資材・部品調達が滞っているなどの課題を挙げた。
視察を終え、斉藤本部長は「大胆かつ、きめ細かな経済政策が必要だと痛感した。現場の声を基に、政府に提言したい」と語った。