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コラム「北斗七星」
3月は“旅立ちの月”。例年なら各地で晴れやかに卒業式が行われている時期だ。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で小中高校は休校に。大学なども含め卒業式は規模縮小や中止となっている◆部活動も中断し、スポーツ・文化行事の中止が相次ぐ。開幕目前で無観客試合か中止かで揺れる選抜高校野球大会は11日に最終判断される。日常が途切れたような事態に、子どもたちが戸惑い落胆する姿が痛ましい◆そうした中、最速163キロの「令和の怪物」と呼ばれる佐々木朗希さんは岩手県立大船渡高校を1日に卒業、プロ野球・千葉ロッテの投手として新たな舞台に挑む。佐々木さんは小学生の時、東日本大震災に遭い、家族を亡くした。中学では疲労骨折で長期離脱。甲子園を懸けた昨年夏の県大会決勝では“故障予防の出場回避”で悔しい敗戦を経験した◆今の子どもたちの状況に、佐々木さんは「やることが与えられない時に自分で考えてやることが、これから求められていくと思う。その方が伸びると思う。時間をうまく活用してほしい」と励ましを送る◆起きてしまったことは変えられないが、それをどう受け止め、どういう意味を持たせるかは、変えることができる。時間はかかるかもしれないが、必ず意味あることにしていける。人には、その力がある。(光)









