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2020年3月4日

コラム「北斗七星」

「日本全国でひきこもり状態にある人は二〇〇万人以上にのぼり、その半数が中高年」「対策を講じなければ、いずれ『ひきこもり一〇〇〇万人社会』が訪れる」。精神科医の斎藤環氏は近著『中高年ひきこもり』(幻冬舎新書)でそう警鐘を鳴らす◆同氏は、近年のひきこもりは、かつてのように不登校がきっかけとなり長期化するうちに40歳を過ぎてしまった人たちだけではなく、就労経験の後にひきこもるケースが増えていると指摘◆その上で、40~64歳の中高年を対象とした内閣府の調査で、約57%の人が40歳以降にひきこもりを始めていることや、「70%以上が40歳以上」とする自治体の調査などを挙げ、ひきこもりは、もはや、思春期の問題ではないと力説している◆辞書によれば「自立」の反対語は「依存」だ。しかし、人は何ものにも依存しないで生きることはできない。むしろ、自立とは依存できる手段が多い状態とする考え方もある。ひきこもりは依存や甘えというより、依存先がないか限られ、社会参加できずに孤立している状態ではないか。「自立」の反対語は「孤立」かも知れない◆政府に実態調査の実施を訴え、中高年のひきこもりに光を当てた公明党は、社会的な孤立に向き合い、居場所づくりなど当事者・家族を支える対策に全力を傾ける。(中)

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