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2020年3月1日

ズバリ聞きます!

学校教育のICT(情報通信技術)化 
答える人 党文部科学部会副部会長(参院議員) 下野六太 さん

下野六太 副部会長(参院議員)

学校教育のICT(情報通信技術)化を推進する「GIGAスクール構想」が動き出します。全国の小中学校の子ども1人に1台のパソコン(PC)を配備するのが柱です。公明党が後押しし2019年度補正予算に関連経費が盛り込まれました。党文部科学部会の下野六太副部会長(参院議員)に、同構想について聞きました。

学校のICT(情報通信技術)環境

Q 文科省が掲げるGIGAスクール構想とは?

A 児童生徒1人にPC1台配備し、学びの質を向上

アスカ 文部科学省が掲げるGIGAスクール構想とは。

下野 児童生徒1人にPCやタブレット端末を1台配備し、学校内に高速・大容量の通信ネットワークを整備する構想です。

まず19年度補正予算に2318億円を計上。公立小中学校の場合、1台当たり4.5万円を上限に補助し、通信環境の整備費用も半額助成します。小学5、6年生と中学1年生への導入を最優先とし、その他の学年も23年度までに別途、予算を組み、順次配備します。

アスカ 構想の背景は。

下野 社会のデジタル化が急速に進む中、子どもたちが情報を読み解き、活用していく力を育む教育が必要とされています。しかし、欧米諸国と比べ、日本はPCを利用した学習が十分ではありません。PCの配備状況も全国平均で5.4人に1台にすぎず、さらに都道府県別に見ると、1.9人~7.5人と格差が大きくなっています。全国的な整備の底上げが急がれます。

アスカ 教育の効果は。

下野 従来の黒板を使った一斉授業では、一人一人の理解に応じた学びが難しい面があります。1人に1台整備できれば、それぞれの反応を踏まえた双方向型の一斉授業や個別学習も可能です。ネットでの情報収集や、動画を使った制作活動など、授業の創意工夫の幅も広がり、学びの質を大いに高められます。

アスカ 授業風景が大きく変わりそうですね。

下野 一人一人の可能性を伸ばす教育が前進します。公明党は家庭の経済状況によらず、子どもがPCに親しむ機会を等しく確保できるよう訴えてきました。

Q 操作に不慣れな先生も。準備は大丈夫か?

A 研修会の開催や支援員の派遣などでサポートする

アスカ 利点は他にもありそうですね。

下野 その通りです。配慮や支援を必要とする子どもたちの学びを支える有効な手段となります。

例えば、紙の教科書での読み書きが困難な障がい児にとっては、PCなどを活用したデジタル教科書が学習に役立ちます。そこで、公明党の主張で、19年度補正予算による整備の優先対象に、特別支援教育も含まれることになりました。病院に長期入院中の子ども向けの遠隔授業や、不登校児の在宅学習にも利用が期待できます。

アスカ 教える先生側にも操作に不慣れな人がいます。準備は大丈夫ですか。

下野 中学校教員だった私としても、機材といったハード面の整備だけでなく、先生たちがどのような授業ができるのかまでを見通したソフト面の支援が非常に重要だと感じています。

文科省は昨年12月、授業へのICT活用を促すための手引を公表しました。教職員向けの研修会も開催しています。操作方法などを補ってくれるICT支援員の派遣など、地域の力も借りながら学校現場をサポートしていかなければなりません。

アスカ 整備を行う自治体へのバックアップは。

下野 自治体がPCを調達しやすくなるよう、補助額内の基本モデル例を公表した上で、都道府県での広域調達を推奨しています。

アスカ 公明党の頑張りどころですね。

下野 「誰一人取り残さない教育」の実現へ、国会、地方議員のネットワークの力を発揮し、自治体の対応を促していく決意です。

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