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2018年7月5日

コラム「北斗七星」

7月というと思い出す歌がある。<「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日>。歌人の俵万智さんが1987年に出した歌集『サラダ記念日』(河出書房新社)に収められている一首だ◆この歌から、あす7月6日が「サラダ記念日」に。同歌集をめくっていたら次のような作品もあった。<白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる><自転車のカゴからわんとはみ出してなにか嬉しいセロリの葉っぱ>◆歌にあるハクサイを栽培したことがある。一昨年の秋。ごま粒大のタネから苗を育てた。芽を出し「これから育つぞ」という苗を間引く作業は「生まれた命を絶つ気がして」つらいものがあった◆が、小さな苗が次第に八百屋で見かけるハクサイに育つのを見て感動した。ダイコン、ニンジンも同じだった。小さなタネのどこにそんなパワーが秘められているのか不思議だ◆野菜栽培で改めて知ったのは土の重要さ。酸性かアルカリ性か。前年そこでは何が栽培されていたのか。土くれや小石があるとダイコンやニンジンが二股に分かれてしまう◆作物を産み出す土。土で浮かぶ詩の一節がある。<平和/それは花ではなく/花を育てる土>。谷川俊太郎の『平和』という作品にある。この土も日々の耕す作業を怠ってはならない。(六)

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