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相談体制の強化必要
新型肺炎 拡大防止へ緊急要望
都議会公明党が小池知事に
小池知事(中央右)に緊急要望する都議会公明党=17日 都庁
東京都議会公明党(東村邦浩幹事長)は17日、都庁内で小池百合子知事に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策に関する緊急要望を実施した。
席上、東村幹事長は中国への渡航歴がない人の感染が、都内をはじめ全国各地で明らかになっていることから「感染拡大は新たな段階に入った」と指摘。今後、体調不良などの相談が増加することを見据え、相談体制の強化を求めたほか、感染患者に対応する医療機関についても、流行がさらに進むことを想定し、受け入れ体制を拡充するよう訴えた。
さらに、東村幹事長は、船内待機が長期化するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の教訓を踏まえ、今後同規模の感染拡大が発生した事態を想定し、「感染症の経過観察が1000人規模でできる施設の整備に向けて検討を始めるべきだ」と主張した。
小池知事は「都民の皆さまの不安をカバーする提言だ。要望をしっかりと受け止める」と応じた。