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2020年2月17日

コラム「北斗七星」

「シー・エレガンス」という名を聞いたことがあるだろうか。なんとも優雅な名前だが、わずか一滴の尿から、がんの有無を判別できる、体長1ミリほどの線虫の名前だ◆土壌に生息する微小生物で、目がない代わりに犬よりも優れた嗅覚を持つ。がん患者の尿に含まれる特有の匂いに集まってくる性質があり、逆にがんのない人の尿からは遠ざかる◆一滴の尿を採取し、そこにこの線虫が集まってくれば、がんがあるということになる。反応するがんは胃がん、大腸がんなど15種類。九州大学発のベンチャー企業が開発し、今年1月から実用化されている。検査費も1万円を切る◆一方で、わずか一滴の血液から、すい臓がんや胃がんなど13種類のいずれかのがんにかかっていることが早い段階で分かる小型検査キットも開発されている◆東京医科大学の落谷孝広教授を中心とするグループの研究成果で、がん細胞から分泌される「マイクロRNA(リボ核酸)」の血中濃度からがんの有無を判別する。近いうちに、がんの種類が分かる装置も実用化されるという◆がん撲滅をめざす公明党は、これまで「がん対策基本法」の制定をはじめ、がん検診無料クーポンの推進、がんの早期発見に役立つ診断法の開発支援に力を入れてきた。それが実を結ぶ日が近づいている。(正)

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