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2018年6月29日

コラム「北斗七星」

「この4年間で1万2000人の命を救った」。胃がんの主な原因である「ヘリコバクター・ピロリ」(ピロリ菌)研究の第一人者として知られる浅香正博・北海道医療大学学長は、こう指摘する。ピロリ菌が引き起こす慢性胃炎に対する除菌治療に健康保険が適用された2013年以降、国内の胃がんによる死亡者数は着実に減少している◆公明党が粘り強く推進し、保険適用が実現したことは多くの人が知るところ。費用負担が大幅に軽減され、これまでに約600万人が治療を受けたという◆以前は、約5万人のほぼ横ばいで推移してきた年間の死亡者数だが、昨年は10%減の4万5000人ほどに。胃がん対策の主流だった検診による早期発見、早期治療の「二次予防」から、発がんの原因を抑える「一次予防」への転換が成果を上げ始めたといえる◆こうした効果を、さらに高める対策も求められる。例えば高齢世代では、慢性胃炎から「萎縮性胃炎」と呼ばれる段階に進行している場合も多く、除菌をしても発症するリスクがある。内視鏡検査による定期的な経過観察を受けやすい環境づくりが必要だ◆一方、若年層は、除菌によって大半の胃疾患を抑制できるといわれる。全国の自治体に広がる中・高生などを対象としたピロリ菌検査を一段と進めていきたい。(武)

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