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2020年2月13日

ユーストーク 参加者が多彩な意見

公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)の「ユーストークミーティング」(ユーストーク)が全国各地で活発に開かれています。実際、どんな意見が交わされているのでしょうか? その模様を紹介します。

幼児教育の支援を巡り活発な議論

活発に意見を交わす矢倉委員長(テーブル中央)ら=3日 東京・荒川区

東京・荒川区

3日に東京都の荒川区内で開かれたユーストークには、矢倉委員長が出席。党都本部青年局長の慶野信一都議も駆け付け、2グループに分かれてトークが始まりました。

矢倉委員長のグループには20~30代の社会人と学生の8人が参加しました。最初に発言したのは、会社員の関口雄一さん(36)。「年金や介護などの社会保障制度を、社会に出るまで詳しく知る機会がない。義務教育に盛り込めないか」と提案すると、矢倉委員長は「非常に大事な意見だ」と応じ、「例えば社会保険労務士から制度を学ぶなど、必要な知識を得る機会をつくっていきたい」と語りました。

保育士の保坂秀美さん(23)は、日本語ができない外国籍の子どもなど、サポートが必要な子どもがいると、現状では人手が足りないと指摘。保育補助として働く中原沙璃さん(22)は「保育士に“遊んでいるだけ”という見方をする人もいる。保育の専門性を認識する社会になってほしい」と訴えました。

会計事務所を経営する上野大一さん(38)は、「昔は祖父母が子どもの面倒を見ていた。定年退職者が幼児教育の現場をサポートできる仕組みがあればいいのでは」と提案。幼稚園教諭の時任寛美さん(25)は、スタッフとして受け入れるためには「知識や倫理観を身に付けてもらう必要がある」と語るなど、幼児教育を巡り活発な議論が繰り広げられました。

矢倉委員長は「処遇改善や事務負担軽減を進めると同時に、意義のある仕事だということを政治のメッセージとして発信したい」と述べました。他にフリースクールの支援や、若手研究者の待遇改善などを求める声が上がりました。

不妊治療など福祉の充実求める声

「皆さんの声を政策に実現する」と強調する三浦局長(右から4人目)=7日 川崎市

川崎市

三浦信祐青年局長(参院議員)は7日、川崎市内で開かれたユーストークに出席し、20~30代の社会人、学生計18人と活発に意見交換しました。

「要望、質問、遠慮なく発言を」。三浦局長が呼び掛けると、大学4年の小林英明さん(21)が「奨学金の返還が心配」と声を上げました。三浦局長は、所得連動返還型奨学金や企業が返還を支援する制度を紹介。その上で「支援の拡充を強力に進めたい」と語りました。

会社員の川端祐樹さん(27)は、子育て世代への支援について質問。三浦局長は「青年委員会が実施したVOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)で幼保無償化を訴えた。現場の力が決定打となり、無償化が実現した」とVAの意義を強調。私立高校の無償化も着実に進んでいることを説明しました。

不妊治療の充実を求める声も。会社員の藤原健悟さん(35)は「悩んでいる友人が多い。保険適用ができないか」と話しました。三浦局長は「全国で要望を伺う話だ。保険適用は簡単ではないが、支援の充実には必ず取り組む」と強調しました。

大学3年の今池輝一さん(21)は「消費税廃止を訴える政党がある。増税の必要はあったのか?」と尋ねました。三浦局長は、社会保障の充実に使われていることを説明。「消費税を廃止すれば、年金、医療、介護、子育てに大きな悪影響を及ぼし、結局は“冷たい政策”になる」と話す三浦局長に、今池さんは「よく分かりました」と応じました。

この他、会社員の染谷紗希さん(26)は「産休、育休を取りやすくしてほしい」と要望。大学4年の長谷川利奈さん(21)はゲーム依存対策の推進を求めました。

両会場ともにトークは盛り上がりを見せ、あっという間に終了時間に。アンケートを記入しながら、議員に語りきれなかった思いを伝える参加者の姿が印象的でした。

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