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コラム「北斗七星」
「人生100年時代」。最近よく耳にする言葉だが、わが身にあてはめると喜んでばかりではいられない。老後の生活資金はもちろん、いつまで元気に過ごせるのか、健康の不安が頭をよぎるからだ◆日本人の平均寿命は男性が81歳、女性は87歳まで伸びた。しかし、自立して生活できる「健康寿命」は、これより10年程度短い。この差をどれだけ狭められるか、社会全体の大きな課題だ◆国は新年度から、75歳以上の高齢者を対象に「フレイル健診」を実施する。フレイルとは健康な人より心身が弱っているが、介護までは必要としない中間の状態。健診では運動能力や栄養状態などを確認し、フレイルの予防や回復に役立てたいとしている◆フレイルを防ぐには、食事と運動が重要だとされている。肉や魚をはじめ、野菜、卵、大豆など多くの種類をバランス良く取り入れることが大事だ。運動を通して筋肉を鍛えることも欠かせない◆さらに社会に参加して積極的に外出することが心身の健康につながる。元気を保つ秘けつは「キョウヨウとキョウイク」と言われる。きょう(今日)よう(用)がある、きょうい(行)くところがある、の意味だ。「あの人が困っている」と聞くと、すぐに駆けつけて世話を焼く。70歳を過ぎた、わが地域の元議員の姿が思い浮かんだ。(千)









